Bill Callahan / Smog 私訳

Bill Callahan / Smog 私訳

Bill Callahanの歌詞の私訳です。まれにその他も訳すかもしれません。間違い等あればコメントください。

世界にとっての母親に (I Feel Like The Mother Of The World)

「世界にとっての母親に (I Feel Like The Mother Of The World)」

 

どの神が存在してどの神が存在しないのか

私が語るべきではないが

今となってはそんなこと

本当にどうだっていい

神とは言葉だ

それで議論は終わる

ああ 全くもって 世界の母親になった気分だ

子供が二人

ああ 全くもって 世界の母親になった気分だ

二人の子供が喧嘩している

子供の頃 姉とよく揉めごとを起こした

やがて現実に直面すると

残ったのは涙と立場だけ

涙と立場だけ

そして私の母は 不憫な母は

もういいからと言った

もういいから

喧嘩をやめて

ああ 全くもって 世界の母親になった気分だ

二人の子供が

 

 

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Smog名義『A River Ain't Too Much To Love』の五曲目。

原文は歌詞集の『I Drive a Valence』から。

“Sister”を姉としたのは、キャラハンがインタビュー記事にて「私が歩けるようになってすぐ、二人のSisterが私にチュチュを着せようとした」と語っていたため、状況から見て姉であると推測しました。

“tears and sides”を「涙と立場」としましたが、“tear”が「分断」を表している可能性も僅かながらあります。もしくは両方かもしれません。“side”にも「(問題などの)一面」など、当てはめようと思えば当てはまる意味合いがありますが、これに関しては「派閥」の意が順当かと思います。